世の中には、仏壇や仏具を再利用する人もいるみたいですね。 個人的には本当にレアな変わった仏壇や仏具の利用法だと思うのですが。
たとえば、新興宗教に入っている方。 やっぱり、仏具も、その宗教に習った、わたしたちでいうと変わった仏壇や仏具をつかうわけです。
私が知っている新興宗教の信者の方の仏具は、その宗教の教祖の方の写真が入った仏具でした。 仏壇はなぜか、わたしたちの知っている仏壇を使っていました。
その方に、詳しく話を聞いてみました。 新興宗教というくらいですから、親御さんが信仰されている、従来の宗教とは違うわけで、仏具をそのまま使えるわけではありません。 しかし、仏壇は形状が似ているから、高額な仏壇を買うことができない信者には、使うことが許されているとのことでした。
実際、その知り合いは、親御さんではありませんが、亡くなって身寄りのない親戚の方の仏壇をひきとって、その中に、自身の信仰する宗教の仏具を入れていました。 まだ、若い彼にとっては、仏壇および仏具は、故人の冥福を祈るものではありませんでした。 ご両親はご健在ですし、おふたりとも、彼の信仰する宗教の信者ではありません。
ではなぜ仏壇が必要だったのか。
それは、仏壇に仏具を入れて、毎日のお祈りをするためだったのです。 その仏壇と仏具に祈りをささげる事で、教祖様への忠誠を誓っていたのです。
そのためには、まだ、独自の仏壇を手に入れるほどの財力はない彼にとって、小額ですむ仏具を揃えて、箱物である仏壇に入れるには、親戚の使っていた中古の仏壇はうってつけだったのでした。